「ダメ社長」という現実
独立してしばらくは仕事を取るのにかなり苦戦し、
本当につらい時期が続きました。
給料が払えずに社員に土下座をしたこともありました。
いよいよ貯金が底をつき始め、
30日以内に大きな仕事がとれなければ破産、
というところまで追い詰められました。
以前の職場の中でも、職人としてトップクラスの腕前を誇り、
自分の仕事スキルにはかなりの自信を持っていた私ですが、
独立して初めて「現場」と「社長」の仕事の違いを肌で思い知ったのです。
「仕事の腕が良ければなんとかなる!すぐに大金持ち!」と思っていた自分の考えがいかに甘かったか、預金残高が底をつくという現実で思い知らされました。
そこから私は家族と社員を守るため、必死に勉強をしました。
ビジネス書を読みあさり、セールスや自己啓発のセミナーにも行きました。
けれども相変わらず仕事が増える様子はなく、預金残高のタイムリミットは、
刻一刻と近づいてきたのです。。。