外見が中身を変える事実
良いスーツを着ることは、周りからの評価が上がるだけでなく、
あなた自身の内面にも大きく影響を及ぼします。
つまりセルフイメージが変わるということです。
まず最初に実感するのは、自然と背筋が伸びることでしょう。
「良いスーツを着ているのだから、それに相応しい人間になろう」
という心理が無意識のうちに働き、シャキッとしてきます。
「人はその制服通りの人間になる」と言ったのは、
ただの一歩兵からスタートし、最終的にフランス皇帝にまで上り詰めたナポレオンですが、まさにその通りだと思います。
そして、良いスーツを着るようになって1週間もすれば明らかに実感できると思うのですが、自信とやる気にあふれた人間になるという作用もあります。
内面的なメリットとしては、これが一番大きいかもしれませんね。
自信があれば、ポジティブな感情でどんどんいろんなことに挑戦できるようになるし、
その結果もうまく行きやすいです。
モチベーションを高めるために自己啓発セミナーに行く人もいますが、
私個人の感覚で言えば、セミナーに行くよりも
10倍以上のモチベーションアップになります。
良いスーツには、人格まで変えてしまうパワーが有るのです。
スーツには凄いパワーが有るのもわかった。
そうですね、自己紹介が遅くなりました。
私は鈴木利典と申します。
ここまでスーツについて色々と語ってきましたが、
実は私はアパレルの人間でもなんでもありません。
職業は田舎のペンキ屋さんです。
ゴルフとオシャレなスーツ集めを趣味にしていて、
クローゼットの中には15着以上のオーダースーツが眠っています(笑)
今でこそスーツを着こなして、女性からも男性からもオシャレだと評価して頂いていますが、もちろん私も昔からオシャレだったわけではありません。
私も昔は洋服をあまりに気にせず、スーツなんかどれでも一緒だと思っていましたし、
「外見の重要さ」についてあまりにも無知でした。
ペンキ屋で職人として働いていたので、普段は汚れてもいいように
作業服ばかり着ていましたし、そもそもスーツを着る機会なんか滅多になかったので、
「スーツの大切さ」を知らなかったことも、ある意味当然ですね。
しかしある時独立し、私は社長になりました。
これまでのように現場で作業をするだけでなく、客先を訪問したり、
取引先とのやり取りや接待をするために、スーツを着る機会が増えたのです。
それまで作業服しか着て来なかった私なので、スーツについては
「とりあえず黒を1着持っておけばいいんだろ」くらいにしか思っていませんでした。
着ているスーツは量販店で買った1万円前後のもの。
それで十分だと思っていました。
独立したばかりでお金もなかったので、1着をよれよれになるまで着続けました。
当時は「外見よりも中身が大事!」と本気で思っていました。